実践指定校実践例 2013年度

NIE 新聞から学ぼう

栃木市立合戦場小学校(とちぎしりつかっせんばしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 総合学習
学年 小学 6年
総合的な学習の時間「新聞から学ぼう」
新聞を読むことで、自分自身の思いや考えを深めたり、社会と自分との関わりに気付いたりするとともに、世界を広めることができる。
スポーツ、自然、環境、食育など、児童の興味関心に沿った話題で、楽しく無理なく定期的に継続して活用していく。
新聞制作学習 新聞活用学習

総合的な学習の時間「新聞から学ぼう」10時間
第1時    昨年度の活動を振り返り、テーマを決める。
第2~3時 記事を集める。
第4~9時 テーマごとに壁新聞にまとめる。
第10時  活動を振り返る。 

第1~10時

総合的な学習の時間「新聞から学ぼう」10時間
(1)5年生のときに取り組んだNIEの活動を振り返りながら、自分の興味や関心があることをもとに、調べたいテーマを決めた。
(2)~(3)同じようなテーマの友達とグループを作り、5月・6月に購読してきた新聞から、記事を集めた。
(4)~(9)選んだ記事をもとに、いちばん伝えたいことを考え、壁新聞づくりの計画を立てた。そして、レイアウトや見出しを考えながら、テーマごとに壁新聞にまとめた。また、他のグループの壁新聞を読み、友達と意見の交流を図った。
(10)NIEの活動を振り返り、新聞から学んだことやこれから自分にできることなど、自分の考えや感想をまとめた。

 テーマについては、児童の興味関心の高い内容や社会的に関心の高い内容「スポーツ」「自然」「環境」「食育」などを取り上げさせた。そして、友達と意見の交流が図れるように、個人ではなく、3~4人のグループで活動できるようにした。また、継続してテーマに関する記事を集めることができるように、総合的な時間だけでなく、朝の活動なども時間を確保してきた。

 テーマについて、グループの友達と協力しながら、興味をもって記事を集めたり、壁新聞にまとめたりしていた。また、生活の中で、新聞の内容やニュースが話題として出るようになった。

(1)成果
継続して新聞を活用してきたので、新聞に興味がもてるようになり、NIEのおもしろさを実感できた。また、一つの新聞記事について、児童同士で話し合ったり、相談し合ったりする姿が見られ、コミュニケーションが図れるようになった。
(2)課題
児童にとって、漢字や難読語が問題になることがあった。辞書を効果的に活用する必要がある。また、授業の中に、新聞記事を積極的に取り上げていくような、教師側の仕掛けの工夫が必要である。

実践者名:栃木市立合戦場小学校 大岡  裕