実践指定校実践例 2013年度
新聞を活用した修学旅行に向けての事前学習。
さいたま市立大宮北高等学校(さいたましりつおおみやきたこうとうがっこう) |
教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): その他(修学旅行に向けた学年の取り組み) |
---|---|
学年 | 高校(高等専門学校を含む) 1年 、2年 |
新聞記事を読むことで、戦争や平和に関する意識を高める |
世の中の動きに関心を持たせ、戦争や平和に対する自分の考えを確立させるとともに、国語力のアップを図る。 |
すべてのページを読ませる。 |
各クラスとも出席番号順で二人一組のペアを作り、そのペアが学校の稼業日の朝8:25までに職員室に担当する新聞と作業を行うためのファイルとノートを取りに来る。その後、主に休み時間や放課後を使って作業を行い、17:00までに各担任にファイルとノートを提出して内容の確認を受ける。
長期休業中および土日・祝日を除く月から金曜日 |
(1)新聞全体に目を通し、「政治」「国際」「社会」「社説」「その他」「沖縄」の各項目ごとに最も印象に残った見出しとその記事の概要をまとめて所定の用紙に記入する(「その他」とは特集記事や各コラムのこと)。 |
二人一組で行うにあたり、役割分担をしっかりしてどちらか一人が全部やってしまうことが無いようにする。また、必ず新聞は全部に目を通すようにし、「その他」のところに安易にスポーツのことを書かないようにする。 |
当初は面倒くさいという感じが強く見られることが多かったが、実施の目的などを何回か話す中で理解するようになり、進んで取り組む姿勢が見られるようになってきている。また、まだまだ少ないながらもより発展させた取り組みにしたいという生徒も見られる。
新聞を取らない家庭が増え、自らが望まない限り世の中の動きをほとんど知らないまま過ごしている生徒が多くなったと感じており、時事に絡めて様々な話をしても伝わらないことが多かったが、この取り組みを始めてからは多少ではあるが改善されたように思う。
ただし、やはり数としてはまだまだ多くの生徒がやらされている感を持っており、いかにしてそれらの生徒に取り組みの意義を理解させ、積極的に取り組ませるかが課題である。また、個人の取り組みをいかに全体のものにするかということも重要な課題である。
実践者名:さいたま市立大宮北高等学校 浅田 欣哉