実践指定校実践例 2013年度
新聞に自分の考えを投稿しよう
南魚沼市立五十沢小学校(みなみうおぬましりついかざわしょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
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学年 | 小学 6年 |
「広く社会に伝えよう~パワーアップ ザ 投書~」 |
自分の考えや立場を明確にして、考えが読み手に伝わる文章構成について話し合い、新聞に投稿する文を書くことができる。 |
児童が新聞記事(先輩の投稿記事)を読み、より説得力のある書き方を学ぶ。また、単元を貫くめあてとして新聞への投書を設定する。 |
前単元では、「新聞交換ノートパワーアップ大作戦」として、日常活動である新聞交換ノートをよりよくするためのポイントを学習した。本単元では、昨年度の6年生の新聞への投稿記事を紹介し、「説得力アップの技(段落構成の仕方と予想される反対意見に対する自分の考えを書く効果)」を学習し、実際に新聞に投書を書く活動を行う。
第4時 |
<事前> |
昨年度の3人の6年生の投稿記事を用いた。それぞれ「環境を守る」「自動車に自動ブレーキは必要か」「人を感動させられる人に」がテーマである。立場が明確に分かれ、「予想される反対意見に対する自分の考え」がしっかりと書いてある記事である。 |
昨年度の6年生の投書を用いたことで、「自分も掲載されたい」と意欲的に学習を進めることができた。「『予想される反対意見に対する自分の考え』を入れ、考えを深くしている。」「前の段落で考えを否定し、最後の段落で考えを強調している。」等の発言から、「予想される反対意見に対する自分の考え」を書くことで、書き手には考えが深まる効果、読み手には興味がわき、読みたくなる効果があるということを理解できた。
・単元を貫くめあてとして新聞への投書を設定したことは、児童の学習意欲を高める上で有効であった。
・昨年の6年生の3名の記事を比べ、段落構成の共通点や「予想される反対意見に対する自分の考え」の効果について学んだ。話し合ってその共通点や効果を見付けることは、大変であるが、自分たちでそのよさを見付けたことは充実感をもつことにつながった。
・児童が思いや考えをもつため、また文章の効果的な書き方を学ぶための材料としても新聞は有効な手段であることを実証できた。
実践者名:南魚沼市立五十沢小学校 南魚沼市立五十沢小学校 山﨑 誠