実践指定校実践例 2013年度
「新聞切り抜き作品コンクールにチャレンジしよう」~発信!保健分野に関わって~
津市立西郊中学校(つしりつせいこうちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 保健体育 |
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学年 | 中学 2年 |
「健康と環境」「健康な生活と病気の予防」など保健分野に関わる内容について |
新聞記事を活用し、文章を読む力、書く力を身につけるとともに、学習のまとめとして自分の考えを他者に発信する力を養う。 |
保健分野に関わって、興味関心のある内容(各自で決めたテーマ)について新聞記事を切り抜き、模造紙にはる。新聞記事の内容から他者へ発信したい自分の考えをまとめる。 |
1時~4時
・授業で、テーマを決め新聞を読み、記事を切り抜く。
・記事の内容について考える。
・記事のレイアウトを考え模造紙にはる。
・見出しをつけて、記事全体をまとめる。
全時 |
NIEの実践指定校をきっかけに、新聞を活用した学習に取り組んだ。 |
記事の内容を自分自身の解釈で断定したり、誤解を招くような語彙の使用や文章表現にならないように、注意させた。 |
本年度は、グループではなく一人で模造紙にまとめることを課題としたため、不安に思う生徒の様子が見られたが、自分自身が興味ある内容に取り組めるので、熱心に新聞を読む姿が見られた。また、個人の取り組みであっても友だちのテーマである新聞記事を見つけると声をかけ合って、人と関わって学習を進める様子も見られた。
一人ひとりが、真剣に新聞を読み考えをまとめることができた。最初は、困っていた生徒も自分の考えを真剣にまとめられた。模造紙に新聞記事をはり、まとめる取り組みでは、見出しや新聞記事のレイアウトなど工夫をしようと努力する姿が見られた。
応募作品の中から、優秀賞を受賞する作品もあり、今後の取り組みや生徒の励みにもなった。授業をきっかけに、新聞を読むことが習慣になった生徒の様子も見られるようになった。授業として取り組む時間を確保することが難しく、時間の活用方法が、今後の課題である。また、新聞を購読していない家庭も少なくないので、実践指定校が終わった後、全ての生徒が家庭で、新聞を読むことができないので、新聞を継続して読ませる方法を考え、工夫していくことが必要である。
実践者名:津市立西郊中学校 津市立西郊中学校杉本順子