実践指定校実践例 2012年度

新聞記事を読み比べよう

旭川市立旭川中学校(あさひかわしりつあさひかわちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語
学年 中学 3年
論旨を捉える
二つ以上の新聞記事を読み比べ,読んで分かったことや考えたことを,画用紙にまとめる。
新聞記事を活用し,記事の読み比べから論旨を捉え,自分の考えをまとめる学習
新聞活用学習

単元:「6 論旨を捉える」(教科書:光村図書)4時間

第1~4時

(1)教材文「新聞の社説」を読み,二つの社説を比較する。(1時間)
(2)社説から学んだことを生かして,図書室にある新聞から複数の記事を選び,構成や論点などについて自分の考えを画用紙にまとめる。(3時間)

複数の記事を読み比べ,論点の違いに目を向けようとしているか。

・同じ事柄を扱っていても,新聞によって論点が大きく違うものがあることが分かった。
・新聞記事はマイナス面を扱ったものが多く,どの記事を選んだらよいのかなかなか決められない生徒がいた。
・画用紙にまとめるときに,丁寧に仕上げている生徒が多く,予想以上に時間がかかった。

・成果
 新聞記事を活用したことで,最近の出来事に関心を持たせることができた。また,自分の考えを画用紙にまとめたものを掲示することによって,他の人の考えを把握することができた。
・課題
 記事の選択,スクラップ,比較,まとめなどを取り入れた学習をよりよく進めるためには,発達段階に応じた学習課題の提示の工夫をはじめ,ゆとりをもった単元計画による重点的な学習活動を展開し,生徒の主体性を生かした実践的な授業を充実する必要がある。

実践者名:旭川市立旭川中学校 窪田ひとみ