実践指定校実践例 2012年度

言語活動の充実 ~読み,書き,まとめ,説明する力の育成~(NIEの実践含む)

鹿屋市立西原小学校(かのやしりつにしはらしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会 、算数 、理科 、音楽 、道徳 、総合学習
学年 小学 1年 、2年 、3年 、4年 、5年 、6年
「ものの見方を広げよう 『鳥獣戯画』を読む」
物語や小説,演劇などについて書かれた新聞記事を読み,筆者の評価が書かれている部分を見つけることができる。
新聞記事から見どころやすばらしさなどの評価が表れている部分を探す。
新聞活用学習

新聞記事の中から,書評が書かれているものを選ぶ。
視点としては,
 (1) 何が書かれているか
 (2) どのような事実やエピソードが書かれているか。
 (3) 筆者が使っている評価の言葉
 (4) 自分の見方

 について考える。

  グループで選んだ書評について検討し,発表する。

第5時

1 学習のめあて
 ● 作品の見どころやすばらしさを伝える文章を読み,筆者の評価が書かれている部分を見つけることができる。
2 学習の順序を確認し,調べる。(20分)
 (1)作品について見どころやすばらしさを伝えている新聞記事を読む。
 (2) 筆者の評価が表れている部分を探し,ワークシートに書く。
  ア 何を取り上げているか。
  イ 取り上げたもののどこに目を向けて説明や解説をしているか。
  ウ どのような言葉で評価しているか。
3 探した評価についてグループで紹介し合い,気付いたことや感じたことを話し合う。(10分)
  (1)評価の言葉  (2)多様なものの見方
4 学習を通して,作品の見方が広まった,深まったという例を発表する。(10分)

事前に新聞コーナーに整理してある新聞から,書評を探し,準備をする。
「子ども新聞」より探すとよりわかりやすい。

(1)書評を読み取り自分の感想や意見をワークシートに書き込むことにより,ものの見方がずいぶん変わった。また,いろいろな見方を知り,ほめ言葉等を知ることにより学習が深まった。
(2)感想等を書く際に,一定の考え方しかできなかったが,いろいろな人の考えや感想を読むことにより,児童の見方が広がった。

(1)新聞記事を通し,同年代の子どもを含めた様々な立場からの書評や,映画・ 絵画等の紹介文から,作品に関するいろいろな評価の言葉集めをすることができた。その後,それを子どもたち自身が批評や鑑賞分を書く際に生かす ことができた。
(2)多くの筆者の作品に対する見方に触れることで,自分のものの見方を再考し,これまでと違う視点から鑑賞したり文章に表現したりすることができた。 

実践者名:鹿屋市立西原小学校 中西 翼