第13回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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熊本県 嘉島町立嘉島西小学校 5年 吉富 永利加さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

罪のない赤ちゃんのため、許してほしい(熊本日日新聞 2022年2月26日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私はこの記事を読んでがく然とした。なんの罪もない赤ちゃんが、動物に食いちぎられる、風呂に沈められて殺される。こんな残こくなことが日本で本当に起きている。そして自分で子育てができず、赤ちゃんを手ばなす母親がいることを知ってとてもショックを受けた。私はこの問題に関係する記事を読み、どうしたら赤ちゃんと母親を守る社会になるのか、考えたいと思った。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「世間の目は望まないにんしんをした女性に対してとてもきびしい。しかし周囲の理解と協力がないと、誰一人として健全な親子関係を育むことができないのよ。望まないにんしんをした女性をこ立させない。相談できる人や機関が増えて、心よせ合う社会になってほしいわね」と言った。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

はす田先生は、法りつで正しい行いと認められるのか、間違った行いと判断されるのか分からないにもかかわらず、母子の命を最優先に考えて行動し、内密出産を社会に問題提起された。とても勇気がいる行動だ。その勇気ある行動が熊本市を動かし、ついに国も内密出産を認めた。これから内密出産で生まれてくる赤ちゃんの数が増えるだろう。全国で内密出産を行う病院が必要になるだろう。しかし国や県、地域、職場、学校がこれから目指していかなければならないのは、にんしんした女性全員をこ立させない環境づくりではないのだろうか。内密出産を必要としない社会に日本がなることではないだろうか。もし友達が望まないにんしんをしたら、私はどのような態度をとるだろうか。友達をこ立させないために私は勇気を出して言いたい「一緒に考えよう」と。こ立させない共に生きる社会。これを築いていくのは、私たち一人一人の相手を思いやる、勇気ある行動なのだから。