第13回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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広島県 東広島市立高屋西小学校 4年 長野 由稟さん

意見を聞いた人:父

記事見出し

①芸備線「つなぎ絵」完成、②福部駅 住民ら再整備、③苦しい地方鉄道 乗客減って、運行難しく (①中国新聞 2022年8月4日付朝刊、②日本海新聞8月28日付朝刊、③子ども新聞「週刊まなびー」(神戸新聞)8月28日付)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

ぼくは鉄道が好きだ。新聞をめくっていたら、「芸備線『つなぎ絵』完成」という記事を見つけて、「つなぎ絵って何だろう」と思い読むことにした。JR芸備線の存続を願って、15施設がリレー形式で沿線の美しい自然を描いたという記事だった。ぼくは、この町の人は芸備線をずっと大切にしたいという気持ちを込めて描いたんだと思った。でもどうして、保育所の子や学生、高齢者でリレー形式でしたのかなと疑問だった。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父に聞くと、「芸備線があるから、この町がとてもきれいで、いい所なんだろうね。もし、芸備線がなくなったら、町はどう変わるかな」と言っていた。芸備線がなくなったら、住民は生活に困って、人が減り、山も荒れるし神楽などの大切な文化や歴史もなくなってしまうだろう。そこで家族で芸備線の駅を回ることにした。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

芸備線の駅からは、町の人が駅を大事にしていることが伝わってきた。備後落合駅は、駅舎は古いのに中は清潔にされていて、町の人が毛糸で作った座布団があった。昔の駅の写真が壁いっぱいに飾られていた。志和口駅ではネコ駅長のりょうまがかわいがられていた。狩留家駅にはきれいな花が飾られていた。多くの駅に芸備線を守るための横断幕やのぼりがあった。駅舎は小さくても、どこも人のぬくもりが伝わってきた。夏休みの終わりに、ぼくは兵庫県に旅行に行った。そこの新聞にも、地方路線が赤字で住民ががんばっていると書いてあった。駅が必要な人は、日本中に大勢いる。通勤、通学、通院など、いろいろな立場で利用している。沿線にはたくさんの人がずっと暮らしている。そして人々はその町の良い所を伝えようとしている。ぼくはぜひみんなに駅を使ってほしい。駅は町の玄関口だ。実際に行けば、その町のいい所がきっと伝わってくると思う。