第7回いっしょに読もう!新聞コンクール
HAPPY NEWS賞・阿部瑞希さんと出会った記者の思い

クリスマスプレゼントは新聞

 話を聞けば、「いっしょに読もう! 新聞コンクール」は、阿部さんの学校では、夏休みの宿題だったという。「でも、特別なことはまったくしなかったね」と母親と顔を見合わせながら笑う姿が印象的だった。

 小学生のころ、阿部さんは「クリスマスプレゼントにしていいから、小学生新聞をとってほしい」と母親にねだったそうだ。普段から、勉強の合間などに新聞を開き、目に止まった記事について、感じたことを家族と話し合っているという。

 「新聞離れ」と、耳にタコができるほど言われて久しくなる。32歳の私の同級生でさえも、紙の新聞を購読している人はほとんどいない。でも、「まだまだ捨てたもんじゃない」と励まされた気持ちになった。

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