育もう 新聞のある学校図書館で

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新聞で図書館で…子供はどう変わる?

 学校図書館に新聞があることで、子供たちはどう変わるのでしょうか?

 教科書だけでなく、新聞を手に取る機会が増えると、学習する子供たちの意識が大きく変わります。なぜなら、新聞を通して、教科書や授業で学んだことが、いまの社会とつながっていることに気づくからです。未知の世界に出合うことで、子供たちの興味関心はどんどん広がります。子供たちは自ら知識を得る楽しさを知り、学びの姿勢はより主体的になります。

 さらに、新聞記事を使ってクラスメートと話し合い、考えや意見を発表し合うことも、子供たちの成長にとって大切なプロセスとなります。新聞を通して幅広い考えに触れることは、多様性を認める心を育むことにもつながります。また、新聞にはさまざまな人の生き方が紹介されており、自らの人生を考える上で、大きなヒントを与えてくれます。

 ただ、学校図書館に新聞があるだけでは、子供たちの学びにとって十分とは言えません。子供たちが新聞を手に取るためには、司書教諭や学校司書の役割がより重要となります。学校司書らが中心となり、子供たちに読ませたい記事を掲示・スクラップしたり、教員と連携して授業に役立てたりすることで、子供たちはより新聞に親しむことができます。

 学校図書館での新聞活用方法については、過去のNIEニュースに実践例を掲載しています。また、当サイトの「新聞を活用した教育実践データベース」からも検索可能です。ご参照ください。

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