育もう 新聞のある学校図書館で
- NIEトップ
- 学校図書館とNIE
新聞で図書館で…子供はどう変わる?
学校図書館に新聞があることで、子供たちはどう変わるのでしょうか?

教科書だけでなく、新聞を手に取る機会が増えると、学習する子供たちの意識が大きく変わります。なぜなら、新聞を通して、教科書や授業で学んだことが、いまの社会とつながっていることに気づくからです。未知の世界に出合うことで、子供たちの興味関心はどんどん広がります。子供たちは自ら知識を得る楽しさを知り、学びの姿勢はより主体的になります。

さらに、新聞記事を使ってクラスメートと話し合い、考えや意見を発表し合うことも、子供たちの成長にとって大切なプロセスとなります。新聞を通して幅広い考えに触れることは、多様性を認める心を育むことにもつながります。また、新聞にはさまざまな人の生き方が紹介されており、自らの人生を考える上で、大きなヒントを与えてくれます。

ただ、学校図書館に新聞があるだけでは、子供たちの学びにとって十分とは言えません。子供たちが新聞を手に取るためには、司書教諭や学校司書の役割がより重要となります。学校司書らが中心となり、子供たちに読ませたい記事を掲示・スクラップしたり、教員と連携して授業に役立てたりすることで、子供たちはより新聞に親しむことができます。
学校図書館での新聞活用方法については、過去のNIEニュースに実践例を掲載しています。また、当サイトの「新聞を活用した教育実践データベース」からも検索可能です。ご参照ください。
「NIEニュース」実践例等掲載号
25年2月15日付105号「新聞で培うメディアリテラシー」
◇特集 新聞で培うメディアリテラシー
【巻頭】柳澤 伸司(立命館大学産業社会学部教授)
・「メディア比較で育む力」浦部 文也(横浜市立荏子田小学校教諭)
・「新聞づくりを通して『新聞の価値』を問う」齋藤 紘希(広島市立日浦中学校教諭)
・「新聞で深まる教科書の理解」井上 智貴(鈴鹿中等教育学校教諭)
17年4月15日付87号「学校図書館とNIEの役割」
・「未知への対応力養う学びのインフラ」堀川 照代(青山学院女子短期大学教授/「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」座長)
・「学校図書館でのNIE実践 情報の人間くささ学び人生の土台に」種谷 克彦(関西学院高等部読書科教諭・司書教諭 )
16年10月15日付85号「学校図書館の充実とNIE」
◇特集 学校図書館の充実とNIE
【巻頭】坪田 知広(文部科学省初等中等教育局児童生徒課長)
・「生徒自らが考える課題解決型学習の場に」有山 裕美子(工学院大学附属中学校・高等学校司書教諭)
・「学校司書・教諭の連携で授業での活用を促進」庄司 友紀(島根県立出雲商業高等学校学校司書専門員)
・「学校・地域を挙げた図書館教育」岩﨑 達義(伊万里市立黒川小学校教頭)
次のページ >> 子供のやる気を引き出すのは…あなた