新聞をつくってみよう!
自分たちが作った新聞、自分が書いた記事、付けた見出し、写した写真、描(か)いたイラストをだれかに読んでもらえる、見てもらえるのは、とてもドキドキワクワクするよ。新聞作りは簡単ではないけれど、工夫しながら取り組めば、どんどん楽しくなります。クラスで新聞を作るときの手順を教えます。参考にして、みんなでがんばってみよう。
クラスで新聞作りをするときは、グループ分けをしてそれぞれが自分たちの新聞を作ります。グループは新聞社で言えば「編集局」です。編集局の会議で話し合って、どんな目的で、どんな内容の新聞を作るか、大事なことを決めます。また、それぞれの役割も決めます。編集会議は、なにか問題が起きたり、次の段階に進むときなど何回も開いて、ワイワイガヤガヤ話し合ってみんなの考え方をまとめていきましょう。
先生から、あらかじめ作る新聞の大きさが指定されている場合は問題ありません。「自由に決めなさい」といわれたら、まず大きさを決めましょう。大きければ多くの記事や写真が使えます。小さければ記事や写真を少なくしなければなりません。新聞作りのスタートに欠かせません。
題字というのは、新聞の名前のことです。気に入った名前をつければ、新聞への愛着も深くなり、「さあ、作ろう」というファイトがわいてきます。だれに向けて、どんな新聞を作るかや、自分たちのグループの個性を頭に入れて考えると、きっとよい題字が浮(う)かびます。
編集会議のもっとも大きな役割です。考えるポイントは、
(1)自分たちのまわり(地域や学校、友達の間)で、今どんなことが話題や問題になっているだろう
(2)読者にどんなことを知らせたらよいのだろう
(3)読者はどんなことを知りたいだろう
――を考えて話し合います。三つか四つのテーマを決めましょう。
記事の大きさは多くの場合、取材をしてから「価値判断」をしますが、みんなの新聞は取材をする前に決めておいてもよいでしょう。テーマと記事の大きさを決めたら、テーマごとに担当者を決めましょう。例えば7人の編集局なら、トップの運動会の記事はAさん、Bさん、Cさんの3人、次の給食の記事はDさんとEさん、トイレそうじの記事はFさん、花だんの花が咲(さ)いた記事はGさん、というように「全員参加」で書きましょう。