海外留学生が「はがき新聞」作り 大阪教育大
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「留学中のイチオシの思い出」をインタビューし合う
グループワークも行った=大阪教育大学柏原キャンパス
大阪教育大学(大阪府柏原市)で、日本語を学ぶ海外留学生17人が「はがき新聞」づくりを続けている。はがき新聞は、はがきサイズの用紙を使って新聞形式で表現する「ミニ新聞」。留学生は取材したことや感想を簡潔な文章で表そう――と熱心に取り組んでいる。はがきサイズなので文章が短く、外国人も取り組みやすい。一方で、限られた紙面に伝えたいことを盛り込む力が身につき、文章力アップに効果があるNIE活動といえそうだ。
同大学の辻本桜子特任講師が留学生に日本語授業の一環として指導している。17人は韓国、台湾、キルギス、クウェート、インドネシア、インド、モロッコ、ガーナ、ドイツ、マラウイから2024年9月と25年9月に来日した交換留学生や教員研修留学生ら。文法、漢字、会話などの日本語や日本文化、日本事情を学ぶ科目などを履修している。
先ごろ、「留学中の旅の思い出」をテーマに、京都や東京、金沢、飛騨高山など旅先の話題をはがき新聞にまとめる取り組みを行った。台湾出身の女子学生は、京町家の窓の格子を思わせる罫線の中に、京都を着物姿で歩いた思い出を書いた。
留学生の大半が今年3月に帰国するのを前に、日本でお世話になった人にインタビューして、内容や感想をはがき新聞にすることになり、1月7日、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが出前授業を行った。
授業では、インタビューのポイントとして、具体的に聞く▽生の声を書きとめる▽ディテール(細部)にこだわる――などを挙げた。見出しのつけ方として、印象に残った言葉を見出しにする▽取材時に何回か出てきたキーワードを見出しにする――などとアドバイスした。
三好アドバイザーは「はがきは、交流のある人に贈るギフト。インタビュー記事をはがき新聞に簡潔にまとめ、思いを伝えよう」と呼びかけた。
はがき新聞づくりの効果について、辻本特任講師は「作成の過程と作品の共有を通じて、留学生の日本語力(読む、書く、話す、聞く)を伸ばすことができる」と話している。留学生から寄せられた感想はこちら。https://nie.jp/teacher/advisor/report/559415ee64c4b120517d2ca0f62726442f2fe5ec.pdf
三好正文(神戸新聞NIE・NIB推進部シニアアドバイザー)(2026年1月16日)





