大阪・関西万博でNIE活動を発表~西宮を「いのち輝くまち」に~
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「いのち宣言フェスティバル」でNIE活動について
発表する生徒ら=大阪市此花区の夢洲
大阪・関西万博内フェスティバルステーションで2025年10月11日、 「いのち宣言フェスティバル」が開かれ、西宮市立浜脇中学校の生徒は、NIE活動をテーマに、命の尊さや地域への思いを自らの言葉で力強く発信した。
浜脇中はNIE活動の発展として、日本博覧会協会などが主催する「ジュニアEXPO」に2021年より参加してきた。
フェスティバルでは、「いのち会議」の活動に関わった人々や、その理念に共感する人々を中心に、いのち輝く未来社会のために人類がなすべきことをまとめた「いのち宣言」発出を祝うとともに、その後も世界の変革に向けて行動を続けていくことを誓い合った。
浜脇中の1年生3人は、「NIE活動『いのち輝くまちづくりを目指す、アイデアミーティング』」について発表した。生徒らは「毎週、気になる記事を選んで『NIEノート』に貼り、感想やアイデアを書いて授業で発表している」と普段の活動を説明。先輩の3年生が、持続可能な開発目標(SDGs)の「住み続けられるまちづくりを」のテーマで、日本国際博覧会協会など校外の人らと交流し、新聞記事をヒントにまちづくりのアイデアを発表し合うアイデアミーティングを行ったことなどを紹介した。最後に「NIE活動の伝統を引き継ぎ、西宮を『いのち輝くまち』にすることを目指し頑張る」と語った。
NIE活動を通じて日々、「まちづくり」への「アイデア」を深めてきた成果が、堂々としたプレゼンテーションに表れた。参加者からは「中学生が社会的視野を持ち、未来へのアイデアをつなぐ取り組みが素晴らしい」などの声があった。
浜脇中は、これからも「いのち輝くまちづくり」を担う生徒の育成に力を注ぎ、地域とともに歩む教育を推進していく。以下に参加生徒の感想を紹介する。
感想①
私はこの発表を通して、NIEからの学びの多さを改めて実感しました。発表にあたり、学校のNIE活動の伝統について深く調べていくうちに、先生方の熱い思いや、先輩方のこれまでの努力の大きさを改めて痛感しました。 3年生の先輩方は、大阪・関西万博を目標として3年間、一生懸命に努力を重ねて来られました。ですが、私たち1年生は今からがスタートです。先輩方からの伝統のバトンを引き継ぎ、私たち1年生がこの浜脇中学校の先輩となって、次の新しい1年生に安心してバトンタッチできるように、全力で取り組んでいきたいです。
感想②
僕は、今回の万博での発表を通して、すらすらと文章を言葉にする力、大勢の前で緊張せずに話す力を身につけることができました。いのち宣言フェスティバルで、たくさんの人に来ていただき、人生で初めての経験をすることができました。この経験を生かして、これからいろいろなことに挑戦しようと思いました。
感想③
僕はこの万博で浜脇中のNIE活動を知っていただき、とてもうれしく思い、とても良い経験でした。なぜなら僕は浜脇中学生としてこの活動を少しでも皆さんに伝えたいし、僕自身もこんな経験はめったにできないからです。この経験をふまえて、僕はNIE活動の伝統を絶やさずもっと多くの人に知ってもらいたいという思いがさらに強くなりました。
渋谷仁崇 (西宮市立浜脇中学校主幹教諭/日本新聞協会NIEアドバイザー)(2025年11月25日)





