新聞に親しみ楽しもう! 千葉県内実践校が活動成果発表

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NIE研修会で発表する鎌ケ谷小の江花教諭
=千葉市中央区の会議室

NIE研修会で発表する鶴指小の竹内教諭=同

千葉県NIE推進協議会(会長=松井聰千葉大学教育学部教授)主催のセミナー「第38回ちーばNIE研修会」が8月28日、千葉市中央区の会議室で開かれた。県内実践指定校から小学2校の担当教諭が活動内容を発表し、学校関係者やNIEアドバイザー、新聞・通信社などから約20人が参加した。両校は「新聞に親しもう」「楽しもう」と児童に呼びかけて取り組んだ成果を披露した。
県内では本年度13校(小学6校、中学5校、高校1校、中高一貫1校)がNIE実践指定を受け活動している。実践校には8銘柄の新聞が延べ2~4か月、提供される。
鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校の江花大樹教諭は「新聞に親しむ活動の充実を目指して」と題し登壇。新聞とICT(情報通信技術)ツールを活用しながら、選んだ記事を集めて新聞スクラップを作ったり、新聞記事を用いてディベート学習をしたと報告し、「子どもたちは新聞って面白いな、知るって楽しいなと感じ始めている」と述べた。
市川市立鶴指小学校の竹内光司教諭は「レッツエンジョイ新聞教育」をテーマに発表。トライからエンジョイへと、2年間の事業計画を進めている。市内新聞作品展への参加や、キャリア教育に新聞記事を活用した取り組みを紹介し、「新聞作りを通じて、言葉選びや文章の構成・要約・発信力を身に付けることができた」と語った。
このほか当日は、富永加代子NIEアドバイザーが「第30回NIE全国大会神戸大会」(7月31日~8月1日)の参加報告を行った。

高橋 行夫(千葉県NIE推進協議会事務局長)(2025年9月10日)