全国NIEアドバイザー会議を京都で開催

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 新聞協会は第29回NIE全国大会京都大会終了後の8月2日(金)午後、第17回全国NIEアドバイザー会議を京都経済センターで開催した。NIEアドバイザー62人が参加したほか、NIE専門部会委員、NIE推進協議会事務局長ら約30人がオブザーバーとして参観した。

 参加者は小・中・高校の校種ごとに5~6人のグループに分かれ、会議冒頭に参加者同士のアイスブレークとして大会の感想・意見を共有した後、「災害・防災とNIE」をテーマに意見交換した。

 各校種を代表して3人のアドバイザーがグループ討議内容について発表し、関口修司NIEコーディネーターが「防災(減災)を目的として地域の災害の歴史を探究する中で、新聞で事実を認識し、対話や発表・発信したことを、最終的に体験や行動につなげ、地域における『語り部』のような、人を主人公としたナラティブを紡げる子供たちに育ってほしい」と総括した。

 参加者からは「災害対応は不確実なものであるからこそ、さまざまな新聞情報に触れて、試行錯誤するよう教員、生徒でともに学び合っていきたい」「災害の風化が早いと感じる。だからこそNIEで取り上げる必要がある。災害被害を自分ごとにするための想像力が必要だ」といった意見・感想が寄せられた。

(2024年9月5日)