ゲストティーチャーに新聞記者を招いて

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 担当する5学年では、国語科で新聞を読む学習があります。前の学習指導要領に新聞の活用が盛り込まれた際、教科書会社の責任者の方に「どうして5年生で新聞の活用を入れているのか。6年生の方が政治の学習もあるので新聞を使いやすいのではないか」と聞いたことがあります。すると「5年生の始めに新聞を学び、その力をその後に生かしてほしいのです」という返事。そこで、単に新聞の読み方を学ぶだけではなく学習した後に子どもたちが日常的に新聞に触れることができる活動をさせたいと考えました。

 まず企画したのが、プロの新聞記者の話を実際に聞く授業!日々新聞記事を書いている記者から話を聞くことで、子どもたちが新聞に興味を持つのではないかと考えました。事前に記者の書いた記事を子どもたちに読ませると、これから自分たちに授業をしてくださる記者なので、大変興味を示していました。「〇〇記者さんは東日本大震災の被災地、福島県を何度も取材もしているんだね」「今度、被災地の取材の話も聞きたいな」「記者さんはどんなふうに取材をするのかな」と質問を考える子どもたち...当日が大変楽しみになってきました。記者さんの話を聞く前には、丸ごと一部の新聞を手にして新聞の構成を学びました。「こっちの新聞とこっちの新聞では使われている写真が違うね」「記事の大切さによって記事の大きさがずいぶん違っているんだね」など、子どもたちは新聞の特長に気づいていきました。

 いよいよ新聞記者による授業!子どもたちはワクワクドキドキ、プロの記者さんの話に耳を傾けていました。「新聞記事の書き方とは...」「取材の仕方とは...」「メモの取り方とは...」「取材をした時の思い出」などなど、たくさんのお話を伺うことができました。記者さんの話を聞いてから、子どもたちは丸ごと1部の新聞を使ってスクラップをスタート。これからどんな力がついてくるかが楽しみです。

菊池 健一(さいたま市立植竹小学校教諭/日本新聞協会NIEアドバイザー)(2023年9月6日)