新聞でSDGsの授業をデザイン 近畿NIEフォーラム
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「第10回近畿NIEフォーラム」(日本新聞協会、大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀・兵庫の各NIE推進協議会主催)が8月18日、オンラインで開催された。
日本NIE学会理事・有馬進一氏によるワークショップ「新聞でSDGsの授業をデザインする」では、新聞記事に付箋を貼りながらSDGsの17の目標とどのように関わりがあるのかを発見させる手法などが紹介された。
実践発表は兵庫県と和歌山県から。
[兵庫県・NIEで小規模校をつなぐ]
子どもたちが自分の暮らす地域について見つめ直し他地域と交流する取り組みには、ぬくもりが感じられた。また目をひく写真と多くない文字数で構成された「古里新聞」は、低学年の子どもたちでも親しみやすく活用しやすいように思えた。
[和歌山県・新聞社と連携した地域活動の広報]
和歌山県立熊野高等学校「Kumanoサポーターズリーダー部」は、高齢者・学童・障がい者のサポート活動や防災、世代間交流など幅広い活動を通して地域の絆づくりや問題解決に取り組んでいる。中でも、女性用AEDの普及に向けた取り組みについては、テレビのニュースなどでも何度か目にしたが、大変素晴らしい取り組みで、全国の新聞にさらに取り上げてもらえるようNIEの一環として積極的に働きかけてみてほしいと思った。AEDシートに手順を番号で表記したり、シートがAED本体に同梱されるようメーカーに働きかけるなど、紙面を通して読者である子どもたちのアイデアを借りれば、さらなる展開も期待できるのではないだろうか。次のフォーラムで下級生が続編を発表してくれることを願わずにはいられない。
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フォーラム終了後、近畿ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議をオンラインで開催した(写真)。京都、大阪、兵庫、滋賀、和歌山の各府県の事務局長とNIEアドバイザーが各地の取り組みや課題を報告した。
近藤 隆郎(日本新聞協会NIEアドバイザー/神戸山手女子中学校高等学校元教諭)(2022年9月13日)