全国NIEアドバイザー会議をオンラインで開催
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主権者教育で意見交換 無理せず継続的に社会の課題に接し行動を
第14回全国NIEアドバイザー会議を3月5日(土)、オンラインで開催した。NIEアドバイザー、事務局長ら48人が参加し、「主権者教育のこれからとNIEの可能性」をテーマに意見交換した。
3人のNIEアドバイザーが主権者教育とNIEをテーマにした実践例および課題について報告した後、7グループに分かれて討議した。各グループからは、「社会とつながるには外部とどう関わるかが重要。新聞投稿欄の活用を通じた外部からの評価は子どもの励みになる」「小中高と段階的につなげていくことが大切」「外国籍の子供が増える中、新聞活用の可能性を見いだしている」などの意見が出された。
グループ発表を受け、関口NIEコーディネーターは「主権者教育にNIEを活用するには、無理せず教科書単元を生かしてほしい。継続的に社会的課題に接し、首長や議員に提案するなど実際の行動につなげることも良い学習となる」と述べた。さらに「学校での全職員を挙げた組織的な取り組みに家庭・地域を巻き込んでほしい。子どもたちには、身の回りだけでなく地球規模の視点など、多様な観点から物事を見る力を育んでほしい。それには、授業だけでなく、新聞を読んだりテレビのニュースを見たりといった日常的な情報摂取がその基盤となる」と総括した。
〈報告者〉
・宇都宮市立豊郷中央小学校・堀内多恵教諭
・小千谷市立小千谷中学校・井上北斗教諭
・千葉県立国府台高等学校・大塚功祐教諭
◇関口NIEコーディネーターのまとめはこちら
(2022年3月15日)