兵庫県内4小学校で合同製作 オンラインで新聞発表会
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オンラインで交流する児童たち=神戸市
北区淡河町、淡河小
交流の感想を発表する児童=兵庫県養父
市八鹿町宿南、宿南小(宿南小提供)
兵庫県内の4小学校が合同で作った新聞のオンライン発表会が昨年12月17日開かれた。児童たちはそれぞれの地元で取材した歴史や自然、町の話題について伝え合った。
神戸市北区の淡河小学校と有馬小学校、養父市の宿南小学校、淡路市の大町小学校。2021年度に発足した、教員による「NIEで小規模校を繋(つな)ぐ研究チーム」(世話人=藤岡絵美・淡河小学校教諭)の活動の一環で、「より多くの児童が交流できる機会に」と企画した。
4校の児童は、兵庫県NIE推進協議会事務局長の指導で「まわしよみ新聞」を作ったり、オンラインで自己紹介し合ったりした後、昨年11月に合同で歴史・観光編とトピックス編の新聞を製作した。
淡河小学校は江戸時代の大名が泊まった「淡河宿本陣跡」、有馬小学校は30年間続けるホタルの飼育や幼虫の放流、宿南小学校は県内一高い氷ノ山、大町小学校は県北部・但馬地域以外の県内で初めて巣立ったコウノトリなど、各校とも思い思いのテーマで取材した内容をアピールした。
発表後、「(本陣跡の)うぐいす張りってどんな音がするの」「氷ノ山を登ってみたい」といったお互いの発表に対する質問や感想を交わした。
児童数の少ない学校にとって複数校によるオンライン授業は、子どもたちが多様な意見を聞き、考えを深め合う貴重な機会といえそうだ。4校の交流はこれからも続く。
4校の児童が合同で作った新聞はこちら。
児童の感想はこちら。
担当した4人の先生の寄稿はこちら。
三好正文(兵庫県NIE推進協議会事務局長)(2022年3月1日)