第11回いっしょに読もう!新聞コンクール 最優秀賞(中学生部門)・三浦友愛さんの表彰式

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20年12月24日の表彰式で表彰状等を
受け取った三浦さん(高知新聞社提供)

 中学生部門の最優秀賞を受賞した三浦友愛さん(高知県・土佐中学校)への贈賞が、2020年12月24日に同校で行われました。


 三浦さんが選んだ記事は、20年5月28~30日に高知新聞に掲載された連載「容疑者救命~京アニ事件主治医の記録」。表彰式では、記事を執筆した共同通信社神戸支局・伊藤元輝記者が三浦さんにあてた手紙が渡されました。三浦さんは、「記事を書かれた記者さんから温かいメッセージをいただき、本当にうれしいです。毎日、

新聞に目を通す習慣を続けていきたいと思います」とコメントしました。


 伊藤記者は三浦さんの受賞に際し、「約10年の記者人生の中でも相当悩み、考えながら書き上げた記事でしたので、真剣に読んでいただけたことが伝わってきて大変嬉しかったです。コロナ禍でお会いできなかったことが残念ですが、感想を拝読し、記事を介して三浦さんと共感できたのだと実感しました。新聞に親しんでいただいていること自体も励みになりました。これからも気軽に紙面をめくってほしいと願っています。私も意義深い記事を配信できるよう頑張っていきます」とお祝いの言葉を寄せてくれました。


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 今回、京アニ事件の容疑者の治療に当たった医師に関する記事を読んだ三浦さんは、葛藤する医師の心情に思いを馳せ、容疑者が凶行に及んだ背景についても考えを深めました。感想文の中で、「社会の落とし穴にはまる人が増えないように、犠牲になる人を出してはいけない。状況に応じて何度も声を掛け、信頼関係を構築し、小さくても生きる意義を感じられるように、すくい上げていかねばならない」とつづり、置き去りになる人を生まない社会の必要性を提示しました。そして「限りある命に向き合うとき、その命の1%の可能性を信じ、全力を尽くせる人間になりたい」と感想文を結びました。

(2月18日)