四国ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告
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2019年度の四国ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議が2月1日(土)に高知新聞社で開催され、4県と新聞協会から16人が参加しました。各県の推進協議会の取り組み発表や意見交換等を行い、新聞活用を広げていくための協議を行いました。
グループでの意見交換
【成果が見られた取り組み】
・新聞閲覧台を設置したことで、子供たちが立ち止まって読むようになった。
・新聞を学校に届ける取り組みを行ったことで、新聞に触れる場や機会を増やすことができた。
・養護教諭が、健康や食育、体に関する記事にコメントを添えて廊下に掲示したり、保健体育の授業で活用したりして、新聞活用の幅が広がった。
・ワークシートの活用法を紹介するなど授業活用のアイデア提供を行っている。
・教員の研修の場を定期的に作り、すぐに使える新聞ネタのコーナーを設けている。参加した教員が、教材化した写真や投書、記事を紹介し、共有している。
【課題】
・読者をいかに増やしていくのか、読者を広げるための取り組みがさらに必要である。
・新聞を読む家庭、読まない家庭がある。子供たちに新聞を身近に感じてもらうためにも学校に新聞を置き、触れる機会を増やしていきたい。
・大学生から新聞活用に取り組むのでは遅いのではないだろうか。小学校からの取り組みがやはり大切である。
関口修司NIEコーディネーターの提言
・「新聞活用の日常化」日常的に新聞に触れる仕組みを作っていくことが大切で、そのための新聞の確保は不可欠である。
・「NIEの良さ」デジタル環境で育っている子供が多い今だからこそ、新聞の役割が増しており、子供に活字に触れさせることが大切である。その良さを先生方に伝えていってほしい。
・「社会に開かれた教育課程」世の中と学習を結びつけることが大切で、新聞が最適なツールである。
・「教師に求められる資質」教師として新聞を読むことが前提であり、もともと備えているべき資質と言ってよい。だから教師に新聞を読んでほしい。
・先生の新聞活用から「子供の新聞活用へ」。
まとめ
会議を振り返り、アドバイザーとして今後の活動に生かしていくための貴重な機会となりました。他県の取り組みをお聞きし、新聞はさまざまな工夫ができる実践的な教材だと思いました。
梶原 和美(NIEアドバイザー/香南市立佐古小学校教頭)(2020年3月6日)