兵庫県NIE推進協議会・NIEアドバイザー研究活動報告

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紙面から文字数の多い熟語を探す教諭たち

 日本新聞協会が認定するNIEアドバイザーは、地域のNIE普及・発展のリード役だ。兵庫では現在、NIEの実践経験豊かな10人の先生たちに務めてもらっている。アドバイザーによる最近のNIE研究活動を紹介する。

 明石市のNIE研究会が6月24日、同市二見町の二見西小学校で、2019年度の第1回研修会を開いた。この日は、若手教諭4人とベテラン教諭1人の計5人が参加。同校の若生佳久主幹教諭が講師となり、前半はNIEや新聞活用法について説明。後半は新聞紙面から「文字数の多い熟語」を探すなどのワークショップを行った。若生教諭は長年、新聞を授業に活用した指導を手がけており、日本新聞協会のNIEアドバイザーを務めている。研究会は1991年4月に発足し、30年近く活動を続けている。

 今回の研修会は同校のフレッシュ研修会と兼ねて開催された。

 研究会の19年度のテーマは「情報化社会とNIE~学校現場での新聞活用の広がりをめざして~」。若生教諭は、新聞には「作る」「読む」「資料として使う」「活用する」「新聞の仕組みを知る」などの活用法があることを紹介した。

 ワークショップでは、これまでの授業で利用してきた自作のワークシートを紹介。「(文字数の多い)熟語(複合語)を探そう」では、普段新聞を読まない児童も「熟語探し」に懸命になり、自然と記事を読み進めていくようになることや、10文字以上の言葉を見つけたときには教室から歓声があがった経験を話した。参加した教諭が実際に取り組んだ中では17文字が最高だった。

 切り離した4コマ漫画の順番を決めるワークシートでは、二通りの並べ方が見つかるなど、話を組み立てたり漫画をもとに話を作らせたりすることが、文章表現力の学習にも有益であると紹介した。

 参加した教諭は「NIEの面白さが分かった。国語や社会だけでなくいろいろな教科で活用できる可能性にも気づいた。早速授業で熟語探しをやってみます」と話していた。

田中 茂典(兵庫県NIE推進協コーディネーター)(7月30日)