関東甲信越静ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告

  1. NIEトップ
  2. リポート NIEの現場から
  3. 関東甲信越静ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告

 今回NIEアドバイザーに就任して初めて関東甲信越静ブロック会議に参加したが、大変有意義な時間を過ごすことができた。

 午前中に行われたブロック会議でのグループでの意見交換会では、さまざまな地域や校種でNIE活動に取り組まれている方々の現場での具体的な取り組みや、率直な思いを聞くことができた。

 例えば、実践指定校として学校全体の取り組みになったとしても教員間での温度差を感じ、どのように周囲を巻き込んでいくかという苦労話を聞くと、自身の3年間の実践指定校としての取り組みを思い返した。また、新聞社と学校現場での取り組みで、意識や考え方の差が生まれている現状をどのように乗り越えていくかという議論から、今後の自身のNIE活動でも重要な示唆をいただいた。

 意見交換後の各グループ発表時に、あらためて感じたのは、若手教員が新聞を読まなくなっているからこそ、意識の高い教員が周囲に働きかけることの大切さや、誰のためのNIEなのかを意識した子ども主体のNIEに取り組むことの大切さだ。具体的な方法をアドバイザーとして考え、今後現場で実践していきたい。

 午後の関東甲信越静ブロックセミナー(主催:東京都NIE推進協議会)でのシンポジウムも、教育現場を取り巻くデジタルメディアの現状を各登壇者がそれぞれの立場で積極的に発言していて、大変興味深かった。

 「LINE」を中心としたSNSの普及の速さは、学校と家庭との境目をなくしてきているという意見や、「共感力」が低下しているという大学教授の分析が特に印象に残った。だからこそ、新聞を生かして「共感力」を高めていきたいという思いを強くした。

 また、現在自身の勤務校で導入がはじまった新聞データベースの活用法も、登壇者(情報科の教諭)の悩みを聞きながら、現場独自の有効な活用の仕方を考えていきたいという思いが高まった。

 今回学んだことを、今後にぜひ生かしていきたい。

伊藤 大介(静岡聖光学院中学校・高等学校教諭/NIEアドバイザー)(6月25日)