近畿ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告
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会議の概要は下記のとおり。
1.NIE全国大会・名古屋大会の報告
・1日目記念講演と座談会 2日目分科会
・ノーベル物理学賞受賞者の天野浩さん「研究者にとって新聞は研究の羅針盤です」
2.全国NIEアドバイザー会議の報告
(1)NIEの裾野を広げるために
①NIEの日常化
・NIEタイム月1回から
・保護者の理解を得て、「子ども新聞」購入、家庭ワークシートの活用(週末の課題に)
②NIEの組織化
・草の根的にNIEのよさを若手教員に
・トップダウン、校長等のリーダーシップ
③情報の価値の問題
・価値ある情報の入手にはお金がかかることを児童生徒に
(2)アクティブ・ラーニング「主体的・対話的で深い学び」と新聞活用
①「主体的・対話的で深い学び」の学習過程(略)
②学習例(「全国子ども新聞サミット」より)(略)
③アクティブ・ラーニングと図書館活用
・学校図書館での新聞活用
・学校司書による環境整備
3.学力新時代のNIEについての意見交換
・新聞を読むにはトレーニングが必要。例えば、読むスピードトレーニング等
・「全国子ども新聞サミット」のようなものが地方でも実施できるとよい
・学校ではNIE担当教員の他に、児童の情報委員会や図書委員会にも役割を
・校内ではNIE実践学級の児童の学力は高く、生徒指導上の問題も少ない
・大学でも教員養成に向けて、1回生には記事を集めスクラップ作りを、2回生には教育問題の記事集めをさせている。免許更新の講義では新聞活用講座を設けている
・初任者研修でも新聞活用を取り入れた研修があってもよい
4.終わりに
NIEの日常化をどう進めていくか、地域社会とどう結びつけていくか、が今後の課題。
山本伊三郎(滋賀県大津市教育センター指導主事/NIEアドバイザー)(2017年8月14日)