「新聞から学ぶ文章術」講座を開催(宇都宮市立東図書館)

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  宇都宮市立東図書館では2月19日、生活支援講座「新聞から学ぶ文章術」を開催しました。下野新聞社の山崎記者を講師に迎え、36人が参加しました。

 実際に、トップ記事を見ながら「見出し」についての話があったほか、文章は起承転結で書いていくことが一般的だが、新聞は紙面割で文章を切らないといけないので、結論を先に書く逆三角形でいくといった説明がありました。山崎記者はまた、「投稿文を書く前に新聞記事をスクラップし、その内容を要約していくことや、その内容に対しての感想を340字でまとめていく訓練をしていくことで文章力があがる!」「書き出す前に『見出し』を考えることで書こうとする内容がまとまるので、見出しを先に考えることが重用」などと話していました。

 参加者は熱心に新聞を読み、気になる記事をスクラップしました。

 昨年の新聞講座にも増して、書くことが好きな受講生が多く、340字にまとめる時間は予定よりも早く仕上がっていた印象を受けました。また、それについて記入した感想文を発表するときには、積極的に手を上げて発表される受講生の姿がありました。

 質疑応答の場面では、「投稿者が書いた文章に記者は手を入れるのか」という質問があり、「投稿者の了解を得た上で文章に手を加える場合もある」との回答がありました。

 帰り際には、たいへん勉強になりましたと多数の声をいただきました。

 来年度も引き続き新聞を活用した講座を考えていきたいと思っています。

宇都宮市立東図書館 高坂由美(2014年4月23日)