新聞からアップとルーズの写真を見つける
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国語科で学習する説明文に「アップとルーズで伝える」というものがあります。アップで撮った画面とルーズ(ロング)で撮った画面を対比させ、その長所や短所を詳しく解説している文章です。児童はこの文章を読み取りながら対比や例示について学習します。
ここで取り上げる言語活動として、中学年の言語活動例ウを具体化し、「自分の選んだ新聞写真の特徴について、説明文で得た知識や説明の仕方を生かして友達と発表し合うこと」を通した指導としました。児童が、自分で選んだ新聞写真からアップとルーズで撮ってあるものを選び、その特徴を友達に紹介するという活動です。自分で記事を選ぶということで児童が意欲的に活動できると考えました。
本時は、児童が説明文から読み取ったことを生かして、新聞からアップとルーズの写真をスクラップする活動を行いました。児童は楽しそうに新聞をめくりながら写真を探していました。たくさんの写真をスクラップすることができました。
後日、プロの写真記者の方をゲストティーチャーとして招き授業を行います。その際に、児童が選んだ写真を見ながら講評をしていただこうと考えています。今からどんな授業になるか楽しみです。きっと児童も楽しみだと思います。
NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(2012年11月6日)