国語科の導入で新聞活用!

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  4年生の国語科で新美南吉の「ごんぎつね」の学習を行います。登場人物の心情を読み取りながら、読書感想文を書く言語活動を行っていきます。この単元の導入で新聞活用を行いました。
 
  作者の新美南吉は愛知県の半田市出身なので、半田市を取り上げた新聞記事を児童にしましました。そして、地図帳で位置を確認した後に、ここがどんなところかを想像させました。
 
「海の近くだから魚がたくさんとれるんじゃないかな」
「古いお寺などが近くにたくさんあるんじゃいかな」
など、想像をめぐらしていました。
 
  そのあとで、ある新聞社の記事で、この「ごんぎつね」の舞台となった半田市の風景を取り上げている記事をしましました。児童は、これから読んでいく物語の場面のイメージを鮮明にもてたようです。

  国語科では主に記事の読み取りや新聞づくりでNIEが行われますが、今回のように導入場面で児童の意欲を高めるのにも大変効果があると考えています。今後も積極的に新聞を活用していきたいと思います。
 

NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(2012年10月22日)