新聞を活用してリアルな現実に触れる!

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 4年生の社会科で、「くらしと水」の単元の学習を行っています。

 自分のうちや学校にどのようにして水が運ばれてくるのかということを詳しく学習しています。
 その中で、ダムの役割についての学習を行いました。ダムには水を蓄えるという役割にほか、景観がよいため観光地などになっていたり、発電に使われていたりすることも知りました。教科書にはありませんでしたが、ダムでどのように発電するかということに児童は大変興味をもっていました。


 そこで、モニターとしていただいた小学生用の新聞を児童に配布しました。そこには、小さい川の流れを利用して水車を回し、発電を行っているという記事が載っていました。児童は初めて見る発電の仕組みに驚いていました。「先生、自転車でライトをつけるのと一緒だね」と感想を述べていました。「今度、ダムでどのようになっているか詳しく調べてみよう」と話す児童もいました。児童の興味は教科書をこえていきました。


 新聞には児童にリアルな現実を見せる重要な役割があると考えています。授業の中で積極的に使うことによって授業をこえた興味がもてるようになります。今後も積極的に新聞を活用していきたいと思います。
 

NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(2012年10月18日)