学校公開でNIEタイム!
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本校では今年度より、週1回の授業前の時間に「NIEタイム」を設けて、全学年で新聞スクラップを行っています。文部科学省の水戸部修治調査官からも助言をいただき、PISA型読解力を高める目的で、スクラップを行っています。水戸部調査官からは、「PISAは読解力の定義を変えており、自分で情報をとりに行く行動特性も重要である」とご指導いただきました。そこで、毎回のスクラップの後に、1週間かけて探してみたい記事を考える時間を設けました。この活動により、積極的に必要な情報にアクセスする力が付いてくると考えています。
しかしながら、まだ、新聞の活用についての保護者の理解が十分とはいえない面もあります。新聞を家から持ってこられない児童には、学校にある新聞や新聞社が提供しているワークシートの記事、教師が用意した記事を渡しています。ただし、「自分から記事を選んでくる」という姿勢を育てたいと考えているので、学校公開日にNIEタイムを公開し、保護者に新聞を活用している姿を見てもらうようにしました。そして、どうしてこのような活動をするのかということも、資料を示して説明をしました。
今後、子ども達の活動をぜひサポートしていただき、家庭と学校で協力して新聞活用を進められるようにしていきたいと思います。
NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(2012年8月16日)