防災新聞づくりのヒントにNIE!
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現在使用している国語の教科書(4学年)に、「新聞を作ろう」という単元があります。新聞の構成を学び、実際に調べたことをグループで新聞にまとめることをねらいとする単元です。
今回、この単元と、グラフを読み取る単元、そして聞き取りメモを学習する単元をあわせて、『防災新聞を作ろう』という新単元を作りました。児童は、まず、聞き取りメモのとり方を学び、2011年3月11日の東日本大震災で家族がどうしていたかを取材し、メモをとる練習をしました。その後で、棒グラフで表す良さを学習し、自分の家の防災備蓄品を調べて、クラス全員でグラフを作りました。それらの活動を通して、防災への意識を高め、テーマをもった調べ学習に入りました。
「ぼくたちは、家具が倒れないようにする工夫について調べよう」
「わたしたちは、家族が離れ離れになったときの連絡方法が知りたいな」
など、それぞれのテーマを決めることができました。
児童がテーマを決めたり、そのヒントをさがしたりする際に、新聞記事が大変役立ちました。この後の調べ学習でもぜひ新聞を活用して、学習を進めていきたいと思います。
NIEアドバイザー/さいたま市立東宮下小学校教諭 菊池健一(2012年7月9日)