新聞を活用した教育実践データベース
『まなbell』で新聞記事を読んで、自分の考えをまとめよう 初心者向け
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小樽市立北陵中学校(おたるしりつほくりょうちゅうがっこう) |
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実施年度 |
2023年度 |
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教科、科目、領域 |
中学校: 国語 |
学年 | 中学 1年 、2年 |
使用教科書発行会社 | その他 |
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国語科冬休みの宿題 |
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(1)興味・関心のあることについて新聞記事を読み、見聞を広める。(2)新聞記事を読んで考えたことを簡潔な文章にまとめる。 |
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生徒自身の興味・関心に応じた新聞記事を、生徒自らが検索して探す。 |
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北海道新聞の「どうしん記事データベースまなbell」を利用して、過去の新聞記事をキーワード検索し、自分の興味・関心があることについて書かれた新聞記事を探して読む。読んだ新聞記事内容についての自分の考えを作文にまとめる。
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説明・記事検索に1時間、作文については家庭での取り組みとする。 |
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最初に授業の中で、北海道新聞の「どうしん記事データベースまなbell」の使い方について説明を行う。その後、実際に生徒自身がタブレットで「まなbell」を使用して、いくつか新聞記事を検索する活動を行う。また、作文の入力方法や提出方法についても説明を行い、作文作成・提出の練習を行う。「まなbell」の使い方が十分に身についたら、課題に取り組ませる。その後の活動は以下の通りである。 |
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注意事項として示したのは次の2点である。 |
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タブレットを使用して簡単に興味・関心がある過去の新聞記事を探すことができることが分かると、さまざまな言葉を入れて積極的に記事を検索する姿が見られた。特に、自分が好きなスポーツに関することや、時事的なことがらを検索する生徒が多く見られたが、中には以前に自分自身が掲載された記事を探す生徒も見られた。見つけ出した記事を熱心に読み、互いに紹介し合う様子も見られた。
作文作成や作文提出についても、「まなbell」を利用して幅広い時間に取り組むことができることから、能登半島の地震についての記事を読んで自分の思いをまとめた生徒が、その日のうちに作文を送信してくるといった例も見られた。冬休みの宿題として取り組ませた作文課題であったが、「まなbell」の機能を使っていつでも教員に送信(提出)できることは、事前に決めたテーマで作文を作成させる場合よりも、生徒が作文を作成する時点で本当に関心のあるタイムリーな内容について取り組むことができるという点で、大きなメリットがあるように思われる。
実践者名:小樽市立北陵中学校 窪田 達大