新聞を活用した教育実践データベース

時事と「今年の漢字」を結びつける 初心者向け

学校法人札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校(がっこうほうじんじけいがくえん さっぽろしんようこうとうがっこう)

実施年度

2023年度

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年 、2年
使用教科書発行会社 数研出版
表現方法を工夫する
身の回りで起きていることに目を向け、情報を得る手段として新聞を提示。グループワークを通じて他者と意見を交わすことで読み取った情報を自分の「知識」へと昇華させる。
新聞制作学習 新聞機能学習

日本漢字技能能力検定協会が主催する「今年の漢字」に応募することを動機づけとし、この1年間にどのような出来事があったのかを新聞やインターネットを用いて振り返る。その際に、自身の思う「今年の漢字」を選び、応募した。
12月中旬以降に続きの授業を展開し。ノミネートされた漢字をヒントに記事を探し、その出来事に関する紹介ポスターを制作した。
作成した記事ポスターを班員で回しながら互いに共有し、自身で言語化をすることで知識し、他者との協働を通して「学び合い」を起こす。

全3回(6時間)

第1回目(2時間)今年の漢字を自身で設定〜新聞やニュースサイトから1年を振り返る〜
第2回目(2時間)今年の漢字記事紹介ポスターの作成
第3回目(2時間)記事ポスター完成。発表・情報交換会

協働学習の一環として新聞を活用した。新聞の読み方すら知らない生徒が、他の生徒に読み方を教えてもらったり、見つけた記事を共有したりして、既知の情報と結びつける力も同時に養わせることができた。全体で読み方の規則性を伝達しても良い。

今回、漢字をヒントにニュース記事を探すことで、生徒たちには新聞を読みながら、内容を把握するだけでなく、関連させられるものがないか、考えを「広げる」ことができたと考える。集めた情報を「魅せる」ためのポイント等をレクチャーすることで、表現の仕方もより向上すると感じた。

実践者名:学校法人札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校 櫻庭彩寧