新聞を活用した教育実践データベース

「eスタ」を活用したNIEタイム 初心者向け

松山市立久谷中学校(まつやましりつくたにちゅうがっこう)

実施年度

2021年度

教科、科目、領域

中学校: 総合学習 、その他(朝自習の時間)
学年 中学 1年 、2年
使用教科書発行会社 その他
文章の要約をつかむとともに、自分の考えをまとめることができるようにする。
新聞の内容を要約し、文章をまとめる力を身に付けさせると共に広い視野を持って、自分の意見を持つことができるようにする。
ICTを活用して、新聞を読み、自分の興味のある記事を蓄積していく
新聞活用学習

<毎週金曜日の朝自習の時間>新聞記事を選び、自分の意見を記入しタブレットに保存する。
<総合的な学習の1時限>朝自習の時間に選んだ記事について、小集団で発表する。その後クラスで共有するために、小集団の代表が全体発表を行った。

朝自習の時間、総合的な学習1時間

(朝自習の時間)「愛媛新聞forスタディ(eスタ)」を使い、自分の興味のある記事を選び、内容をまとめる
⑴記事がどのような内容かを簡潔にまとめる
⑵自分の考えをまとめる(文章で表現させ、自分の意見を簡潔にまとめるように教師から助言)
⑶記事と自分の意見を、タブレットに蓄積する
(総合的な学習の時間)記事に関する説明とそれに対する自分の意見を、小集団で発表する。その後、小集団の代表者が、記事に対する自分の考えを明確にし、全体発表を行った。

興味のある記事を探して保存する。自分の考えを表現するよう助言する。小集団で発表することで、自分の考えを自信を持って発表することができる。また、わかりやすく説明するためには、自分の考えを簡潔に表現することが大切である。

各自がさまざまなテーマで記事を集め、熱心に記事を読んでいた。まとめる内容も、回数を重ねるごとに慣れている様子だった。また、発表する場面では、同じ記事に興味を持った生徒同士で話が盛り上がったり、自分とは違う記事を選んでいた生徒に質問したりと意見交換が盛んに行われた。

新聞に触れる機会が増え、最新の情報を知ることができるようになった。友人の発表を聞いて、興味のなかった話題にも目を向けるようになった。また、文章表現が少しずつ豊かになってきた。今後は、「読み取る力」「表現する力」に加えて、「判断する力」も向上させられるような実践を行っていきたい。

実践者名:松山市立久谷中学校 中矢 富美代