新聞を活用した教育実践データベース
新聞に親しみ、表現の工夫を見つけよう
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栃木市立大宮北小学校(とちぎしりつおおみやきたしょうがっこう) |
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実施年度 |
2021年度 |
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教科、科目、領域 |
小学校: 国語 、特別活動 、その他(朝の学習) |
学年 | 小学 4年 、5年 、6年 |
使用教科書発行会社 | 光村図書 |
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第5学年国語科「新聞を読もう」 |
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目的に応じて必要な情報を見つけたり、文章の構成を捉えて要旨を把握したりすることができる。 |
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クイズ形式で各面への関心をもたせること。1面の論の示し方の工夫を実際の紙面で確認すること。 |
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第5学年国語科「新聞を読もう」(3時間)
(1)新聞を構成している紙面の種類や内容に関心をもつ
(2)1面の構成を確認し、見出し・リード文・本文の役割について考える。全国紙と地方紙の1面の比較を行い、違いを考える
(3)新聞スクラップとして、記事の要約と自分の考えをまとめる
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1時間目 |
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(1)本時のめあて「問題を解きながら、新聞に親しもう」を確認する |
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・本単元は2学期に実施されるので、夏休みに新聞をストックしておき、1人に1部が渡るようにした |
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新聞に触れる機会が少ない児童が多かったが、本学習をきっかけに新聞への関心が高まった。「始めはおもしろくないと思ったけれど、この学習をして興味がもてた」「身近に新聞があるので見出しやリード文だけでも読もうと思った」「新聞のよりよい見方を知ることができた。これからの生活に生かしたい」等の意見が見られ、学習のねらいに迫れた様子が伺えた。
【成果】今年度は新聞を日常的に読める環境を整えることができた。東京オリンピック・パラリンピックが開催されたこともあり、児童の興味関心を高めることができた。国語科の学習だけでなく、NIEタイムを適宜実施し、中抜きの見出しの言葉さがしや内容の読み取りワークなどに取り組ませることにより、文章の内容にも意識を向けさせることができた。図書館教育とも関連させて、授業での学びを他の場面で活用するように心がけた。
【課題】日常的に新聞を読む児童がまだ多くないことがあげられる。子ども新聞の活用など工夫をしていきたい。また、タブレットの活用が始まったので、デジタルと紙媒体のお互いの良さを検証しながら、新聞の良い面を効果的に示していきたい。
実践者名:栃木市立大宮北小学校 小関 聖子