新聞を活用した教育実践データベース

新聞を活用した「地域社会学」への取り組み 初心者向け

兵庫県立西宮高等学校(ひょうごけんりつにしのみやこうとうがっこう)

実施年度

2021年度

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 総合学習
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年 、2年
使用教科書発行会社
総合的な探究の時間
新聞を読むことで、現代社会の諸問題について関心をもち、問題解決の方法を主体的に探究し、高校生として地域社会に貢献する姿勢を養う。
新聞活用学習

個人でテーマを決めて「SDGs」に関する「新聞ポスター」を作成する

5

(1)新聞(2紙以上)を配布し、記事の中から興味を持ったものを選ぶ
(2)選んだ記事が「SDGs」の17分野のどれにあてはまるか分類、分析し、新聞ポスターのテーマを決定する
(3)各自のテーマに沿って記事を切り取り、レイアウトを考えながらA2判の用紙に記事を貼る
(4)新聞記事に対する意見文を書く
(5)テーマと記事の選択理由、自分の考え、今後研究していきたいことを、1人約2分で発表を行う

新聞記事の内容をどのように分析し、今後に活かしたいかを考える。

ネットで調べるよりも、新聞記事の方が全体的に把握しやすく、自分が知らない情報をたくさん見つけられた。また、記者の取材記事や読者のコラムなど、興味深い記事の掲載が自分の意見を考える参考になった。

【成果】現代社会の諸問題について、新聞から広く知ることができ、心動かされる部分も多かった。また、あまり新聞を読まない生徒たちも、ネットだけでなく、新聞という情報ソースがより身近で便利なもの、内容が豊富で興味深いものであることに気づき、利用の機会が増えたことが成果である。この体験を踏まえ、世界的な問題を地域社会に落とし込んで「地域社会学」を展開し、新聞で読んだ記事を参考にしながら地域活性化プロジェクトを行えた。
【課題】今後は、常日頃から新聞に触れる機会を増やすよう、閲覧の仕方を工夫することが課題である。

実践者名:兵庫県立西宮高等学校 宮垣佳寿子