新聞を活用した教育実践データベース

新聞を使った漢字の学習 初心者向け

糸島市立雷山小学校(いとしましりつらいざんしょうがっこう)

実施年度

2020年度

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 小学 3年
使用教科書発行会社 光村図書
へんとつくり
漢字に興味をもち、漢字の書き取りや新たな語彙の獲得をすること
新聞活用学習

第一時 漢字には、「へんとつくり」に分けられるものがあることを知り、それらの名称や意味を知る。(1時間)
第二時 新聞から指定された「へんとつくり」を探し出し、意味を調べ、交流する。(1時間)

2時間扱い/2時間目

(1)前時までを振り返り、漢字には、へんとつくりに分けてつくられているものがあることを想起する。

(2)新聞から指定された「へんとつくり」を探し出し、意味を調べる。

(3)調べた漢字とその意味を全体で出し合い、交流する。

(4)同じ「へんとつくり」をもつ漢字の意味を比べて、気付いたことを出し合う。

・一人で探し、意味を調べることは時間的に難しいため、グループで行わせる。
・児童にとって比較的見慣れた、使ったことのある「へん」「つくり」を指定する。
 〈さんずい・てへん・にんべん・おおがい・ごんべんなど〉
・調べた漢字の意味や使い方について似ている点はないか比べ、同じ「へん」や「つくり」をもつものは、似た意味をもっていることがあることに気付かせる。

・新聞を読んだことがない子どもも意欲的に取り組むことができ、どの子どもも多くの漢字を見つけることができた。

成果
○新聞を活用することで、意欲的な活動へ繋がり、多くの漢字に興味をもつことができた。
○意味を調べることで新たな語彙を獲得できた。
○意味を調べることを通して『国語辞典をひく』という必然性をつくることができ、技能の習熟が図れた。
○意味を調べ、比べることを通して漢字そのものの意味を考えることができた。

課題
●難読な漢字や、文章として使うことが限定的な言葉もあり、全ての漢字を生かすことができなかった。
●漢字を探し、意味を調べるだけでなく、その漢字を使った文章を使ったり、書いたりする場の設定が不十分であった。

実践者名:糸島市立雷山小学校 有田 慎太郎