新聞を活用した教育実践データベース

生徒が主体的に学ぶNIE 初心者向け

尾道市立重井中学校(おのみちしりつしげいちゅうがっこう)

実施年度

2018年度

教科、科目、領域

中学校: 国語 、地理 、歴史 、公民 、英語(外国語) 、道徳 、総合学習 、特別活動
学年 中学 1年 、2年 、3年
使用教科書発行会社 東京書籍 , 光村図書 , 帝国書院
総合的な学習の時間
活動をまとめ発信する力を養う
新聞制作学習 新聞活用学習

総合学習で4時間,新聞づくりの基本を学んだ。

総合2時間,週1全校朝会時

 「みんなの新聞コンクール」に応募する。そのために中国新聞尾道支局の方から新聞づくりの基本(構成,割り付け,文の書き方等)の講義を受け、全校生徒が学んだ。その後,学んだことを基に新聞記事を収集し,テーマを決めて,内容を深めていった。自宅で新聞を購読していない生徒もいたので,希望者には学校にある新聞を利用させることにした。
週1回,全校朝会で各学年1名,自分の気になる記事をもとに意見を述べる新聞スピーチを行った。

 

 出前授業では,前回の「みんなの新聞コンクール」入賞作品が掲載されている新聞記事をもとに,分かりやすく説明したり,記者の方が実際に取材してどのように文章化したか、経緯を丁寧に説明したりしてくださったので,興味深く聴いていた。
 新聞スピーチは,全校生徒が年間1回以上,行うことができた。

 自ら課題を設定しテーマを決め,新聞記事の収集を行うことが難しい生徒については,学級担任などがアドバイスや支援を行い,全校生徒がやりきることを目指した。生徒の興味をいかに広げていくかが課題である。普段長文をあまり読まない生徒が新聞を読むことで,読むことに慣れるようにすること。

実践者名:尾道市立重井中学校 椿山 尚美