新聞を活用した教育実践データベース

「お題でカモーン!」で磨かれる感性 初心者向け

三重県立石薬師高等学校(みえけんりついしやくしこうとうがっこう)

実施年度

2018年度

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 地理歴史 、公民
学年 高校(高等専門学校を含む) 2年 、3年
使用教科書発行会社 東京書籍 , 山川出版社
高校3年 政治経済
新聞を読むことで、情報を取捨選択し、よく理解する力をつける。世の中の流れを客観的にとらえ、自らの意見を持てるようにする。色々な人の意見を尊重し、理解できるようにする。
50分授業の中で完結。社会科だけでなく、人権学習、進路学習にもなる
新聞活用学習

3年政治経済:3単位 2年世界史:2単位

1時間

(1)自由に選んだ新聞(広告、テレビ欄、天気予報は省く)のなかで、興味のある記事を選ぶ。
(2)記事を切り取って、ワークシート(A3の大きさ)に貼り付ける。
(3)記事のなかの、任意の5行を写す。
(4)記事についての意見を書く。原則3行以上
(5)自分で記事に対する見出しをつける。提出して平常点として評価する。

・のり、はさみ、カッターはこちらで用意するので、それら貸し出したものが回収できるようにする。
・切り貼りした新聞のごみをなるべく教室に残さない

 最初は「めんどくさい」「なんでこんなんせなあかんの~」と言っていた生徒もいたが、生徒同士で「すごいな」「良いな」と評価しあえるようになってくると、生徒のほうから、ニュースや記事から「アンテナの高い」発言が見られるようになった。 

成果
「就職や、進学試験の面接の時、役にたった」という声があった。また実践前に比べて、文章を読むことに慣れた生徒が増えた。言い換えれば、比較的長い文章が書けるようになった。新聞を読むことが習慣として根付いた生徒が少なからず出てきた。
課題 反省点
書いたものの発表など、何かしらの成果報告までは至らなかった。ほかの教員には広げることができなかった。

実践者名:三重県立石薬師高等学校 西脇 智広