新聞を活用した教育実践データベース
自分の思い(発見や驚き)を他の人に伝えるための新聞作り
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佐久市立佐久平浅間小学校(さくしりつさくだいらあさましょうがっこう) |
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実施年度 |
2018年度 |
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教科、科目、領域 |
小学校: 総合学習 |
学年 | 小学 6年 |
使用教科書発行会社 | その他 |
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修学旅行新聞を作ろう |
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新聞がどのようにできているかを学んだ上で、実際に自分の思いを読み手に伝わるように新聞に書く活動を通して、新聞を様々な場面で活用することができるようになる。 |
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出前授業で新聞の作り方を学んだことを生かし、実際に修学旅行新聞を作る。 |
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1限目 修学旅行での学びをどんな新聞にするか考える。
2・3間目 取材した情報を整理し、記事にする内容を3つに決める。
4限目 3つの記事を伝えたい順に並べる。
5・6・7限目 本文を完成させ、見出しの原案を考える。
8限目 グループで読み合い、意見交換をする。
9限目 新聞を完成させる。
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8限目 |
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(1)本時のめあてを確認する。 |
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アドバイスする際は、理由を示し、友だちの考えを否定するのではなく、代替案を出すように促す。座席は、新聞記事の内容がバラバラになるようにし、4人ずつのグループとする。グループの友だちの新聞を印刷し、どのようなことを書いているのかわかるようにする。 |
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ある児童は、ティラノサウルスについての見出しを決める際、ティラノサウルスは強いというイメージでつけた見出しが、記事には書かれていないという指摘を受けた。自分では「強い」が良く、しかもみんなに選んでもらったが、記事と違うことは載せられないと悩んでいた。以前の児童であれば、「ま~良いかな」と見出しを決めることもあったが、自分の思いがつまった新聞だけに、伝わる見出しを書きたいという思いがあるように思えた。
今回の実践授業では、読みの活動と書きの活動を行った。新聞が読めるようになるには、まずは新聞作りからということで活動していった。活動を通して、記事の重要なキーワードの読み取りや文章構成の仕方など、新聞の仕組みを学んだことで、以前よりも記事に書かれた文章から理由を話したり、何度も読んで考えを伝えようとしたりする姿が見られるようになった。しかし、新聞作成においては、新聞のもつ「誰にでも」という視点が足りなかったように思う。新聞の持つ公平性など新聞の核となる部分について子どもたちが触れることができていれば、書くための視野も広がったと考える。
今後は、新聞作りの活動を生かして授業の中で新聞記事を読む活動を多く取り入れていきたい。
実践者名:佐久市立佐久平浅間小学校 藤岡 泰裕
タグ(キーワード)
行事新聞づくり(修学旅行新聞など、記事作成を含む)