実践指定校実践例 2012年度

学力向上に向けた新聞活用学習の実践

白子町立白子中学校(しらこちょうりつしらこちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語 、書写 、地理 、歴史 、公民 、数学 、理科 、音楽 、美術 、技術 、家庭 、保健体育 、英語(外国語) 、道徳 、総合学習 、特別活動
学年 中学 1年 、2年 、3年
思考力・表現力の育成をめざして
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

1新聞の特徴を生かして書こう。・・・8時間
2新聞の1面を比べよう。・・・7時間 ー実践内容ー
3第1学年総合的な学習の時間 校外学習新聞を使って報告会を開こう。・4時間
4第2学年総合的な学習の時間 職場体験新聞を作製しよう。・・・4時間
5第3学年総合的な学習の時間 修学旅行新聞を作製しよう。・・・4時間

第1~4時

○7紙の1面をそれぞれ読み、どんなことが書かれているか理解する。
○「見出し」「リード文」「本文」「写真」の観点から読み比べ、共通点と相違点を見つけ出す。
○相違点をもとに、1面の記事の違いをまとめる。

○生徒の読みを大切にすること。

 生徒は意欲的に学習に取り組んでいた。
 誰かと比べられることがないため、どの生徒もきちんと取り組むことができた。

 情報を読み解く力を育てることができた。比較して読むことは、書き手のものの見方や考え方を意識することであり、それは豊かな思考力を身に付けることになった。書き手が注目しているもの、使われている言葉、事実の取り上げ方などを分析することは読む力・書く力を育て、表現力の向上につながった。
 また、情報教育におけるメディア・リテラシーを育てる機会にもなった。
 新聞活用学習が、学力向上に向けた授業改善の1つになることが分かったが、この取り組みを行うのであれば、年間計画を見直すと同時に、教科書の単元に変わる単元学習を組み立てる必要性が出てくる。
 さらに、実践を進めていく上で、生徒の疑問・質問を解決するためのアドバイスをいただくために、NIE推進協議会ともっと積極的に関わっていきたかった。

実践者名:白子町立白子中学校 関谷 典子