実践指定校実践例 2012年度
自ら考え,互いに深め合うことができる生徒の育成
江南市立古知野中学校(こうなんりつこちのちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 歴史 |
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学年 | 中学 2年 、3年 |
社会科「歴史的学習」 |
言語活動を軸とした学びの工夫 |
2年生社会科「反日運動の背景を探る」
第1時 |
地理の学習でアジア州を学んだ。日本は中国に進出し,多くの企業が現地の人たちを雇って工場などを経営している。日本に安い製品が輸入される理由のひとつを学んだ。日本企業の進出により,中国の労働者人口が増加し,労働技術も向上したことは,日本人にとっても,中国人にとっても良いはずなのに反日デモが発生した。その理由や中国人の思いを知るために,中日新聞「反日教育若者染める」を用いて反日デモに至る背景を学んだ。 |
経済的活動にとらわれず,中国の人たちの心情に迫ることに留意して学習活動を展開した。 |
なぜ,テレビで中国の人たちがあんなに怒っているのかと思った。日本人にされた戦争でのつらいできごとが中国の人たちの心の中にはずっと残っていることと,心の中に残すために反日教育やドラマがあることを知った。ぼくは,そんなことを全く知らなかったので,中国の人たちの怒りの理由が分かったような気がした。
今後も本校の言語活動を軸とした学習の展開の中にもNIE学習を弾力的に組み込めるように、教員一人一人がNIE学習を活用する意識をもちつつ,力量を高めていきたい。
実践者名:江南市立古知野中学校 柴田敦司