実践指定校実践例 2012年度

新聞に親しみ活用する児童の育成をめざして

霧島市立牧園小学校(きりしましりつまきぞのしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: その他(朝の活動)
学年 小学 1年 、2年 、3年 、4年 、5年 、6年
将来の夢「夢や希望,憧れ」
職業や仕事への興味・関心をもち,自分の生き方を考える。
新聞には多くの仕事・職業に関する記事がある。人々の生き方から自分の将来についても考えさせる。
新聞活用学習

月1回行われる新聞タイム(朝の活動)のなかの題材の一つとして実施。

第5時

(1)事前に興味のある職業・仕事に関する記事を準備するように指示をしておく。(新聞コーナー等も活用させる。)
(2)高学年は,なぜその記事を選んだのかを説明することや自分の生き方やそのようにするためには今からどうすればよいかを考えさせながら記事と一緒に感想を記入させる。
※その後,書いた感想は朝のスピーチで紹介させたり,掲示したりして他者への関心も高めさせる。

児童が記事を探すことができるように,新聞タイムで実施する内容を事前に明確に伝える。
新聞コーナーで知りたい記事を時間をかけて探せるように椅子も常時設定しておく。

なんとなく考えていた仕事に関連する記事を見付けられた児童は,将来の夢を真剣に考える機会となったようである。一学年一学級であるものの今まで知らなかった友達の新たな一面を知ることができ,友達への関心も高くなった。

【成果】
児童が新聞を読むことが増えた。また,新聞タイムでの作品を掲示することで保護者も作品を観て,子どもの将来や新聞への関心が高くなった。
【課題】
スポーツ選手への憧れが強く,選ぶ記事が似てしまい,深まりが足りなかった。感想を書くときの要約力をつけるための指導や,より充実した新聞コーナー作り,新聞を読む時間の設定が必要である。

実践者名:霧島市立牧園小学校 富園 孝二