実践指定校実践例 2012年度

思考・判断・表現力を育てるNIE活動

飯塚市立椋本小学校(いいづかしりつ むくもとしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会 、理科 、生活 、道徳 、総合学習 、特別活動
学年 小学 1年 、2年 、3年 、4年 、5年 、6年
学校全体で新聞活用
新聞活用を通して思考・判断・表現力を育てる。
興味のある新聞記事を校内放送で取り上げる。
新聞活用学習

各学年と各種委員会による新聞活用(学習展開に詳細)

第5~10時

1年
6月PTA親子活動 しんぶんじゃんけん
1学期図工→「何にみえるかな」の学習で新聞を使用
3学期個別学習→校長先生と、新聞でカタカナさがし
2月の豆まき→新聞を丸めて豆まき

2年 読むことになれるため、ニュースを選んで給食時間に放送した。おたのしみ会で、しんぶんじゃんけん
 
3年 社会→新聞づくりにて見出しがある・写真がある・レイアウトなど、手本にした。(見て確かめた)新聞記者からのレクチャー。
多目的ホール→休み時間に、新聞の切り抜き

4年 朝の会→新聞スピーチ(記事を貼り、感想を交流)国語単元「新聞づくり」のときに活用→その後、国語・社会・総合で新聞づくり(年間を通して)新聞記者からの聞き取り

5年 朝の会→今日のひとこと(新聞記事の紹介)
お昼の放送での全校放送での紹介
放送数60回を超える。
理科の天気図 国語の新聞づくりの見本
GTから話を聞く→情報教育で、

6年 朝のスピーチ(毎日)朝の会「心に残ったことば」→教室に掲示している。自学で活用する子もいる。   
昼休みの放送を聞いて、感想や気づいたことをグループで交流している   

各種委員会活動
(1) 放送委員会→給食時間「新聞記事紹介」
(2) 体育委員会→しんぶんジャンケン大会(昼休み)
(3) 保健委員会→インフルエンザのころ、情報を新聞で探した。

○新聞活用コーナーの設置
○放送用原稿の設置
○新聞社への投稿
○出前授業の活用 新聞協会から新聞記者の派遣の利用・・「新聞作り」「新聞ができるまで」など
○ アンケート等の実施

○放送委員会では、4月より、お昼の放送の中で、委員の子どもが日替わりで、気になる新聞記事を紹介し続けている。この放送がきっかけとなり、委員以外にも広がり、特に5年生が日替わりに参加するようになる。また、放送特別月間を児童会に提案し、全学級から「新聞記事紹介」を実現させた。今年は、1年生が4人も挑戦した。「とても緊張したけど楽しかった。」と感想を寄せてくれた。とても良い経験になったようである。

○学校通信「むくもと」を校長自ら発行している。その中でNIE活動を保護者に知らせることができた。また、PTA総会や役員会・理事会でも紹介してきた。
○ 全学年で取り組み新聞に親しむ活動ができた。
○ 放送委員会により、毎日放送の成果が大きい。新聞を身近に感じ始めている。
○ GTで新聞記者さんが来校も刺激的であった。
○ 子ども達の思考・判断・表現力が確実に育っているという担任の実感がある。日々の授業の中で言語活動が重要度を増してきた。
○ 新聞に掲載されることで、地域、保護者からの信頼に大きく役立った。穂波の学習院 椋本小学校」の名前に恥じない実践であった。

実践者名:飯塚市立椋本小学校 校長 木村宏之