実践指定校実践例 2012年度

新聞を通して多様な学び

北区立滝野川第五小学校(たきのがわだいごしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、生活 、道徳
学年 小学 1年
生活「季節探し」・国語「カタカナを探そう」・道徳「パラリンピックの記事から」など
障がい理解(ノーマライゼーション)など
学年に応じて活用する
新聞活用学習

1限目 季節探しに出かけ、旬の季節のものを見つける
2限目 新聞記事(写真)から、旬の季節のものを見つける

第1~3時

(1)身の回りにある旬の季節のものを探しに野外に出る。植物、生物など自由に見つける。
(2)前時に見つけた旬の季節のものを発表し、分からなかったものを調べる。1ヶ月分の新聞を広げ、新聞記事や写真から、旬の季節のものを探す。自分たちが見つけたものと比較する。知らないものや、分からないものを図鑑などを用いて調べる。模造紙に見つけたものを張り、季節新聞を作成する。

新聞記事は1年生では読めないことも多いので、フリガナをつけたりするなどの工夫が必要。

写真は視覚的に分かりやすいので、写真を中心に季節探しを行った。見たことのない植物や動物などは、すぐに図鑑を広げて調べるなど、意欲的に学習にのぞんだ。

1年生では3つの学習で新聞を活用した。特に、パラリンピックの記事は、9月に毎日のように掲載されたのでリアルタイムの教材となった。普段はなかなか障がいを持つ人と接することが少ない児童は、障がいを持つ人のプレーや考え方にふれることで、様々な人々が一生懸命に生きていることを考え、学ぶ機会となった。また、カタカナ探しや季節探しの学習を通して、初めて新聞を広げる児童も多数おり、その後お家で親の新聞を一緒に広げ、親と一緒に季節探しをするなど、新聞に対する興味、関心が高まった。

実践者名:北区立滝野川第五小学校 伊藤 善隆