実践指定校実践例 2012年度

授業における効果的な新聞活用について 【理科】

兵庫県佐用郡佐用町・宍粟市三土中学校事務組合立三土中学校(ひょうごけんさようぐんさようちょうしそうしみつちちゅうがっこうじむくみあいりつみつちちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 理科
学年 中学 2年
血液はどのようなはたらきをしているのか
動物の体には心臓を中心とする循環系があり、栄養分や酸素、不要な物質を運ぶはたらきをしていることを、血流の観察などをもとに理解させる。
血液の成分を学習した後、現在の医療現場で血液がどのような役割をしているかを新聞記事から読みとる。
新聞活用学習

第1次 メダカの尾びれの観察で、血管とその中を流れる赤血球のようすなどを確認する。
第2次 血液成分について理解する。
第3次 心臓のはたらきと血液循環について理解する。
第4次 不要物の排出と腎臓のはたらきについて理解する。

第2時

血液の成分を学習した後、現在の医療現場で血液がどのような役割をしているかを新聞記事から読みとる。

専門的な単語や言葉遣いがあり、理解するのに難しい箇所は指導する際に簡単な言葉に置き換える。

最近の話題であったり、身近にある問題について興味深く調べ、理解しようと活動していた。

血液が血友病ややけど、感染症の治療に使う血液製剤として利用されていることが分かった。また、血液製剤には赤血球、白血球、血小板をふくむ輸血用血液製剤と血漿を成分とする血漿分画製剤があることも知ることができた。
 遺伝子組み換えが血液製剤にも利用されていることを知り、病気治療の問題にも関心を向けることができた。
新聞は最近の話題を提供してくれ、身近に起こっている問題について興味関心を持たせることができる。
科学分野の記事は専門的な単語や言葉遣いがあり、理解するのに難しい箇所もある。指導する側の準備が必要である。

実践者名:兵庫県佐用郡佐用町・宍粟市三土中学校事務組合立三土中学校 志水 昭則(鳥越 俊)