実践指定校実践例 2012年度

新聞記事を活用し、テーマについての話し合い

玉名市立大野小学校(たまなしりつおおのしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 道徳
学年 小学 5年
文章を読み、自分の意見を持ち、対話を通して思考・判断する
根拠をもって自分の考えをまとめ、いろんな立場に立って考え、判断することができる
数社の新聞(記事)を用意し、一人一人に持たせる
新聞活用学習

1 新聞記事を読んで、根拠を明確にし、自分の考えを発表し、話し合う。

第1時

(1)脳死を理解する
(2)臓器移植を理解する
(3)日本で初(6歳未満)の臓器移植が行われたことについ
  て、賛成、反対の立場に立って考える。(根拠を明確に)
(4)移植した子どもの親、移植を受けた子どもの親の立場に立って考える。
(5)再度、移植の賛否を考える。

脳死、臓器移植の意味自体が難しいので、解説を加えた。なぜ賛成するのか、反対するのか、親の記事を読ませることで、親の気持ちも理解させながら考えさせるようにした。

 普段あまり、新聞を読まない児童も、興味・関心を持って記事を読み、自分の考えを持つことができた。
 話し合いでは、約半数ずつに分かれ、活発に意見を述べることができた。普段あまり気にかけていない「命の重さ」について、一人一人が考えることができた。

 複数の記事を通して、様々な視点から「命」について、広く深く考えることができた。今後も、少々難しい内容であっても、児童の心に響くような題材を取り上げて、新聞活用を行い実践していきたい。

実践者名:玉名市立大野小学校 荒谷 邦治