実践指定校実践例 2012年度

科学読み物を紹介しよう

熊本市立菱形小学校(くまもとしりつひしがたしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 小学 4年
「ウナギのなぞを追って」
事実と考察の関係を押さえて読み、自分が興味をもったところ、感心したところを中心に、文章を要約したり、引用したりして、紹介することができる。
新聞活用学習

(1)教材文「ウナギのなぞを追って」を読み、感想をもち、感想の中心がどこからきているのか考える。(2時間)
(2)教材文を読み、文章の構成や内容をとらえ、自分の感想の中心に沿って本文を要約し、紹介文を書く。(6時間)
(3)新聞記事の中から、紹介したい科学読み物を見付け、紹介文を書く。(2時間)

第9時

○新聞記事の中から、自分が紹介したい科学読み物を見付け、紹介文を書く。

・くまTOMOに載っている生き物についての記事を取り上げた。感想の中心となるところにサイドラインを引き、感想の中心に沿って紹介文を書いた。

(留意点)
・小学生新聞などから科学的な話題を扱った記事を集めておく。
・大切な言葉には、サイドラインを引き、それを引用しながら要約さるようにする。

短い文章量で事実と意見がはっきりしている新聞教材は、読み書きが苦手な児童にとっても取組みやすかった。

授業時間外でも新聞に触れる機会を多く設けていたので、教材として取り扱う抵抗感は、なかったようだった。書いたものを発表するときには、「この記事読んだことある。」「へぇ、そんな生き物がいるんだ。」と学習内容や新聞に興味をもっている様子がうかがえた。児童の実態として、読み物や友達の発表に対して感想をもつことはできるが、なぜそう思ったのか、言葉にしようとすると戸惑うことがある。新聞を読んだり、スクラップしたりするときには、どの文章が自分の感想の中心になっているのか意識しながら読ませたい。

実践者名:熊本市立菱形小学校 竹下 明日美