実践指定校実践例 2012年度
5文以上の英語で自己紹介・新聞記事の人物について他者紹介をしよう。
三豊市立高瀬中学校(みとよしりつたかせちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 英語(外国語) |
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学年 | 中学 1年 |
「MP 1 自己紹介」「Unit 6 ベッキーのおばあちゃん」(東京書籍) |
5文以上の英語で自己紹介・新聞記事の人物について他者紹介の文を書き,発表することができる。 |
自己紹介,他者紹介の原稿を書かせる際に,教科書のモデル文だけでなく新聞記事を活用したモデル文を2例挙げ,活用させる。選定した記事の人物について他者紹介をさせる。 |
本題材は4技能総合の自己表現活動である。教科書のモデル文だけでなく,新聞記事を活用したモデル文(教師が記事を選定し,芸能・スポーツ等で活躍している有名人のインタビュー記事や人物紹介の記事から一部を抜き出し,自己紹介風,他者紹介風に英訳した文章)を参考にして5文以上の英語で自己紹介・選定した記事の人物について他者紹介の原稿を書き,発表する。本題材の一連の流れを通して「表現力」,「発信力」の育成を図る。
第6時 |
「自己紹介」 |
他者紹介の際,選定した記事に英作文のキーワードとなる言葉に線を引かせ,原稿を書かせる。 |
〇県内出身の人物やオリンピック選手を扱うことで,生徒から興味・関心を引き出すことができた。
〇教科書のモデル文だけでなく記事を活用したモデル文も積極的に活用し,自己紹介文,他者紹介文が書けていた。
〇記事から抜粋した言葉を参考にして英語にする際,中学1年生のレベルでは「書きたい」が「書けない」表現があるので,辞書指導等考える必要がある。
〇昨年度は2年生を対象に,身近な讃岐弁を英訳した記事を活用した。新聞活用の前後で生徒の表現物を検証した結果,量的面で英文数,語数が増加し,質的面で接続詞等を用いたり段落構成を考えて文章を書いたりする等一貫性のある文章を書いた生徒が増加した。
〇今年度は1年生を対象に,日本語の記事を活用した。新聞活用の前後で生徒の表現物を検証した結果,量的面で英文数,語数が増加し,質的面で文と文のつながりを意識して一貫性のある文章を書いた生徒が増加した。2年間の授業実践を通し,新聞活用が「外国語表現の能力」の向上につながることが分かった。今後もさらに新聞を活用し,「表現力」,「発信力」の向上を目指して取り組んでいきたい。
実践者名:三豊市立高瀬中学校 細川 小百合