実践指定校実践例 2012年度

情報科におけるプロジェクト学習での活用

大阪府立春日丘高等学校(おおさかふりつかすがおかこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 情報
学年 高校(高等専門学校を含む) 2年
情報C
新聞記事から、さまざまな課題や問題について理解し、他者への解説を通して理解を深める
新聞記事から、複眼的な視点で社会問題をとらえる
新聞活用学習

第1時 記事の確定・視点の作成
第2時 構成案シートの作成
第3・4時 スライド作成(個人分担分の作成)
第5時 スライド統合
第6時 リハーサル
第7・8時 発表

第1時

3人一組で、キャスター・解説員という役割分担で4分間のニュース解説番組を作成する。
その第1回目として、冬休みの課題として、新聞記事から興味を持った記事を切り抜いたものから、グループで1本選択し、どのような視点が考えられるのかグループワークを行う。
特に、この時間では、4分間という制限時間の中で、視聴者にどうすれば興味関心をもち、理解してもらえるのかが最大の課題となる。

番組の構成・展開に関する1回目の編集会議をグループで行い、企画書を作成させる。提出した企画書にたいして、授業担当者が編集長として、番組企画が興味関心を持てるかという視点で許可を出す形をとっている。

自分たちで選んだ新聞記事をベースに解説番組を作るということで、和気あいあいとそして、的確なコメントを出しながら企画を作っている。最終的に、ほかの生徒から番組に対する評価が下されるため、真剣かつ、どうすれば関心を持ってもらえるのかという面での研究がよく行われています。

本校では生徒間で厳しい相互評価を行い優秀作品は掲示・学校ホームページへの掲載等を行うことで、情報発信者として心がけることを、コミュニケーションを通して身に着けられるように取り組んでいます。
新聞記事に関して多面的に分析し解説するための調査を行います。解説に当たっては、インターネット等による調査だけでなく、各種資料にあたったりクラス内でアンケートを実施し集計したり、簡単なビデオを作成したりと授業等で学んだ知識や技術を活用して、総合実践を行い発表しています。
 また、テレビ番組の制作という前提のため、4分間±5秒で発表を終え、ほかの生徒から、厳しい評価を受けるという相互評価を行っています。この取り組みについては、2013年3月2日付産経新聞大阪版に掲載されました。

実践者名:大阪府立春日丘高等学校 大岡 成樹