実践指定校実践例 2012年度

2012ロンドンパラリンピックレポート

神戸市立鈴蘭台中学校(こうべしりつすずらんだいちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
国際理解(2012ロンドンパラリンピックレポート)
昨年開催されたロンドンパラリンピック関連報道からさまざまな国や人々に関心を持ち、自分なりの課題を持って進んで情報を集め、レイアウトを工夫してレポートを作成する。
自分の課題を持って継続的にロンドンパラリンピックの報道を追い、収集した資料を活用し、工夫してわかりやすいレポートを作ることができたか。
新聞活用学習

2012ロンドンパラリンピックレポートを作ろう

第4時

(1)パラリンピックの意義や歴史について話し合い、パラリンピックへの興味・関心を深める。(1時間)
(2)レポート作成の方法を考え、活動の課題を持ち、計画を立てる。(1時間)
(3)計画に沿って切り抜きや資料を集めたり、整理したりする。(1時間)
(4)調べたことや整理したことをレポートにまとめ、発表会「2012ロンドンパラリンピック」を行う。(1時間)

(1)新聞だけでなくインターネットやテレビ番組の特集などの活用や、(可能ならば)地域在住の外国の人や家族・友だちへの取材も支援する。(⇒本校では、外国人講師に取材を行った。)
(2)記事の提示方法や新聞写真の活用を工夫させ、新聞やパンフレットを表現も出るとして参考にさせる。見出しは一目で内容がわかる表現を考えさせ、レタリングも工夫させる。
(3)人権や福祉単元の学習に結び付けていく。

報道は自ずと日本選手関係に偏るため、当初の課題を変更する生徒が出てくる一方、感動秘話に注目する生徒もいた。新聞写真を効果的に活用したレポートが多く見られる中で、メダル獲得数や歴史を図表で表現したレポートがあった。どの生徒も楽しんで活動し、生き生きと発表した。

パラリンピックレポートづくりは、テレビで伝えられた事柄を新聞で確認できるので、情報の収集選択・再構成が容易である。過熱報道に同調する様子を見ると、課題の与え方に課題が残る。

実践者名:神戸市立鈴蘭台中学校 米谷浩実